マラソンランナーにめまいが多い理由

マラソンをやっている方ややっていたかはご経験はありませんか？

定期的に運動もして健康的な生活を送っているはずなのに。

なぜかめまいが生じてしまう・・・。

マラソンをされている方のお身体を診させていただくと、ストレッチはこまめにされていますが体が硬い方が多いように感じます。そして動き方としてはアウターマッスルが働きやすくインナーマッスルが働きにくくて、体を小さく動かすことが難しい・・・。これはマラソンに限らずかもしれませんが。

そのような方が多いように感じます。

そのようなことから考えられることは、脳幹網様体の機能低下から筋緊張や自律神経のコントロールがうまく行えずに筋緊張が高くなってしまい、交感神経優位な状態が続いている可能性もあるなぁと思いながらお身体をみさせていただいています・・・。

※脳幹網様体とは、脳幹にある神経細胞体と神経線維が入り交じって網目状をなす構造です。働きとしては、姿勢や筋緊張、自律神経系や睡眠、覚醒などに関わる重要な部位です。

交感神経優位な状態だと
めまいだけでなく血圧は高くなり、脈が速くなるなど様々な症状が出る場合もあると言われています。

脳幹網様体の機能と前庭系の働きは密接であることから、
脳幹網様体の機能低下により前庭系の働きが興奮した結果、
めまいなどの症状が出やすいことが予測できます。

マラソンを頑張っている方こそ、
脳幹網様体へのアプローチが重要で
姿勢コントロールが必要だと思います。
姿勢が良くなると走るときのエネルギー消耗が最小ですむ結果、持久力向上につながるのではないかと思います。めまいもおさまって、血圧も下がるかも。

マラソンを頑張る方こそ、姿勢を大切にと言いながら、私自身も姿勢を意識して過ごしたいものです。